ある日、Aさんは友人との会話中に「いつもそうだよ」という言葉が口をついて出てしまいました。その瞬間、友人の顔が曇り、会話が途絶えてしまったのです。
Aさんは、自分の言葉が友人を傷つけてしまったことに気づき、ショックを受けました。
このような経験はありませんか?
今回は、日常会話でつい出てしまう「ダメな言葉」と、それを改善する方法についてご紹介します。

ぴーちゃ

気付かないうちに使っている言葉や口癖で、次第に周りに避けられていることもありますよね。

ぱーちゃ

具体的な言葉の例を記載しているので参考にしてください。

イライラする口癖・不快感を与える口癖の具体例

否定的な言葉は相手を否定⁉

否定的な言葉は相手のことを否定していると捉えられるかもしれません。自分は的確なアドバイスをしているつもり、単に感想を述べているつもりかもしれませんが、相手にとってはツラい言葉になり得ます。

  • 「無理だよ」
    • なぜ良くないのか: 相手の努力を否定し、やる気をなくさせます。
    • 改善策: 「難しいね。でも、〇〇の方法ならできるかもしれないよ」のように、具体的な代替案を示す。
  • 「そんなの無駄」
    • なぜ良くないのか: 相手の考えや行動を全否定し、自信をなくさせます。
    • 改善策: 「〇〇という点では効果があるかもしれないけど、△△という点では少し考え直した方が良いかも」のように、建設的な意見を伝える。
  • 「つまらない」
    • なぜ良くないのか: 相手の趣味や興味を否定し、傷つけます。
    • 改善策: 「それは興味ないな。でも、〇〇の話ならもっと聞きたいな」のように、自分の興味を示す。

命令口調の言葉は相手を下に見ている⁉

自分本位の命令口調は相手のことを下に見ている証拠です。自分は上司だから、先輩だからとついつい命令してしまいがちな人は注意した方が良いですね。

  • 「早くしろ!」
    • なぜ良くないのか: 相手を急かして、プレッシャーを与えます。
    • 改善策: 「あと少しで終わるから、もう少しだけ頑張ってね」のように、励ましの言葉をかける。
  • 「ちゃんとやれ!」
    • なぜ良くないのか: 相手の能力を疑い、自信をなくさせます。
    • 改善策: 「〇〇の部分が少し気になるんだけど、△△の部分はすごく良いと思うよ」のように、具体的に指摘する。
  • 「なんでできないんだ!」
    • なぜ良くないのか: 相手を責め、関係性を悪化させます。
    • 改善策: 「〇〇の部分で困っているみたいだけど、一緒に考えてみようか」のように、共感し、解決策を探る姿勢を示す。

上から目線の言葉はえらそうな態度に

上から目線の言葉は、その名の通り、上(自分)から下(相手)に見ています。人として対等に見てくれない相手に敬意を示すことはありません。立場が上であればあるほど、部下の目線に合わせて話をする度量を身につけましょう。

  • 「そんなことも知らないの?」
    • なぜ良くないのか: 相手をバカにしたように感じさせ、プライドを傷つけます。
    • 改善策: 「〇〇について詳しく教えてもらってもいいかな?」のように、謙虚な姿勢を示す。
  • 「当たり前でしょ」
    • なぜ良くないのか: 相手の考えを尊重せず、一方的に押しつけます。
    • 改善策: 「〇〇という考え方も面白いね。でも、私は△△という考え方が合っていると思う」のように、自分の意見を述べつつ、相手の意見も尊重する。

決めつけは相手の話を聞いていない

決めつけて話をする場合は、相手の話をしっかりと聞いていない証拠です。相手がどう思っていても、自分が思ったことが正解だろうと話を進めていきます。

  • 「きっと~だろう」
    • なぜ良くないのか: 相手のことをよく知らずに判断し、誤解を与えます。
    • 改善策: 「〇〇について、もっと詳しく教えてもらえますか?」のように、相手の話を聞く姿勢を示す。
  • 「いつも~だよね」
    • なぜ良くないのか: 相手を固定観念で捉え、個性を否定します。
    • 改善策: 「最近、〇〇なところもよく見かけるね」のように、具体的に言及する。

一般化はハラスメントの言葉

個々の人を示しているのに、一般化してしまうと蔑ろにされていると感じる人は多いです。男だから、女だから、若いんだからなど、固定概念や偏見がある言葉となってしまいます。

  • 「男はみんなそうでしょ」
    • なぜ良くないのか: 性別による固定観念を押しつけ、相手を傷つけます。
    • 改善策: 個人の特徴に注目し、「〇〇さんはいつも優しいね」のように、個人を評価する。
  • 「女はいつも~」
    • なぜ良くないのか: 性別による偏見を持ち、相手を差別します。
    • 改善策: 個人の行動に注目し、「〇〇な状況では、誰でもそうなるかもしれないね」のように、状況を考慮する。

比較すると相手が疲れる

常に何かと比較する人は、劣等感を与える状況を作ってしまいます。何かと比較して良いという表現に使う分には悪くはないですが、「比較して悪い」と悪い方に比較をしてしまうのは注意しましょう。

  • 「あの人の方ができる」
    • なぜ良くないのか: 相手を他人と比較し、劣等感を与えます。
    • 改善策: 相手の良い点を具体的に褒める。「〇〇さんの〇〇なところが素晴らしいと思うよ」のように、肯定的な言葉をかける。
  • 「前のほうが良かった」
    • なぜ良くないのか: 現状を否定し、相手を不安にさせます。
    • 改善策: 「前の〇〇も良かったけど、今の〇〇は△△という点が特に良いね」のように、比較ではなく、それぞれの良さを見つける。

「~だけど」「でも」の反論攻撃

「だけど」や「でも」、「だって」などの言葉は否定の反論言葉となります。アドバイスを受けて、「わかりました。でも、こう思います」と伝えると全然わかってくれていないと相手は感じてしまいますね。

  • 「〇〇だけど、正直期待してない」
    • なぜ良くないのか: 相手の努力を否定し、やる気を削ぎます。
    • 改善策: 「〇〇という点では少し心配だけど、△△という点では期待しているよ」のように、具体的に伝える。
  • 「〇〇だけど、ちょっと考えられない」
    • なぜ良くないのか: 相手の意見を否定し、反発心を招きます。
    • 改善策: 「〇〇という考え方は面白いけど、私は△△という考え方が合っていると思う」のように、自分の考えを述べる。

イライラする口癖の人の話し方について

相手の話を聞いていない話し方

相手の話を遮って自分の話ばかりする、相槌を打たないなどは、相手の話を聞いておらず、自分本位の言葉を相手に投げかけている状態です。

なぜイラつかせるのか:

相手の話を聞いていない、興味がないと思われ、相手に不満や孤独感を与えます。

早口で聞き取りにくい

興奮して早口になる、息継ぎ早に話をするという話方は、話を聞く相手の感情や受け取り方を考えず、一方的に話をしている状態になります。相手が言いたいことがあっても遮ってしまいます。

なぜイラつかせるのか: 相手に内容を理解させることができず、イライラさせたり、ストレスを与える原因になります。

曖昧な表現

「まあね」「なんとなく」など、色々な言葉をあいまいに済ましてしまうと、具体的に何を伝えたいのかわからないことが多くなります。

なぜイラつかせるのか: 相手に正確な情報が伝わらず、誤解を生みやすく、不信感を与えます。

感情的な否定の言葉を多用する

「ムカつく」「最悪」など、否定的な感情の言葉、マイナスワードを多用すると、一緒にいて楽しくない状況を作ってしまいます。

なぜイラつかせるのか: 相手を攻撃したり、否定的に捉えているように感じさせ、感情的な対立を招きます。

否定的な質問で相手を落とす

「なんでできないの?」「どうしていつもそうなの?」など、相手を責めるような言葉で相手の心を落としてしまいます。

なぜイラつかせるのか: 相手を責めたり、追い詰めるような印象を与え、反発心を抱かせます。

悪い口癖を治すための5つのステップ

  1. 自分の口癖を把握する
    • 録音する: 普段の会話や独り言を録音し、再生して自分の口癖を確認しましょう。
    • 周囲に聞く: 家族や友人などに、自分の口癖について聞いてみましょう。客観的な意見は、自分では気づかなかった口癖を発見するのに役立ちます。
  2. なぜその口癖が出るのかを考える
    • 心理的な原因: 不安、ストレス、自信のなさなどが原因になっている場合があります。
    • 習慣: 長年の習慣になっているため、無意識に出てしまうことがあります。
  3. 代替となる言葉を選ぶ
    • ポジティブな言葉: 否定的な言葉の代わりに、肯定的な言葉を選ぶようにしましょう。
    • 具体的な言葉: 抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉を選ぶようにしましょう。
    • 状況に合わせた言葉: 状況に合わせて、適切な言葉を選ぶようにしましょう。
  4. 意識的に言葉を選ぶ
    • 口に出す前に考える: 言葉を発する前に、一度立ち止まって考えてみましょう。
    • 小さなことから始める: 全ての口癖を一度に直そうとせず、まずは一つずつ直すことから始めましょう。
  5. 周囲に協力してもらう
    • 指摘してもらう: 周りの人に、口癖が出てきたら教えてもらうように頼みましょう。
    • 褒めてもらう: 口癖が出なかったり、代替の言葉を使えたときに褒めてもらうとモチベーションが上がります。

まとめ

相手をイラつかせないためには、自分の言葉遣いを意識し、相手への配慮を心がけることが大切です。

口癖は簡単に直るものではありません。まずは、直したいと感じた心を褒めてあげてください。そして、時間をかけて考え方から変えていくなど根気が必要となってきます。完璧を求めず、時に失敗しても仕方ないのでゆっくりと前進していきましょう。

周囲の人へ不快感を与えない言葉遣いを身に着けて、より円滑なコミュニケーションを目指しましょう。